
歯固めの役割や効果について
歯科医師の中村希美先生に歯固めの役割や効果についてお伺いしました。
クリニックのHPやウェブマガジン『ムシバラボ』でもとても分かりやすくご紹介していただいております。
その中から以下について、ご紹介させていただきます。
1.歯茎のむず痒さの軽減
2.歯茎のマッサージ
3.唾液分泌の促進
4.噛む練習
5.顎の骨、お口周りの筋肉の発達
6.歯磨きへの抵抗感を減らす

キーデンタルクリニック(赤坂見附駅)
副院長 中村 希美 先生
01
歯茎のむず痒さの軽減

歯は歯茎を突き破るように生えてくるため、歯の生え始めや生える過程では、歯茎のむず痒さはつきものです。歯固めを噛むことで、そのむず痒さを軽減することができます。
歯が生え始めるサインとしては、
・歯茎が膨らんで白っぽく見えてくる
・よだれが増える
・唇をブーブーならす
・ぐずりが増える
・指を口の中に入れるような仕草をする
などが挙げられます。
歯が生える時期は個人差がありますが、平均的な時期は6ヶ月前後です。実際に親が歯を目視できるようになる前から、赤ちゃんの歯茎のむず痒さは始まっています。身の周りの物を口に入れるようになったら歯固めを使用してもいいでしょう。歯が生え始めると、1ヶ月に1.2本ずつどんどん生えてくるので、歯茎のむず痒さはかなりあると思います。
02
歯茎のマッサージ
歯固めを噛むことで適度な歯茎のマッサージになり、血行が良くなります。実際、歯科医院でも大人のメンテナンス時に、血行促進、リラックス効果、筋肉のこりをほぐすなどの効果を期待して歯茎マッサージの施術も行っています。


03
唾液分泌の促進
歯固めを噛むことで、唾液がよく出るようになります。唾液には汚れを流したり、歯の再石灰化を促して虫歯になりにくくする力があります。他にも粘膜を保湿・保護して守ったり、口から入ってくる細菌の増殖を防ぐなど、お口の中の環境や全身の健康を保つ働きがあります。
04
噛む練習
赤ちゃんの吸うという動作は4〜7ヶ月頃には消失する原始的な反射です。歯固めを使うことで「吸う」から「噛む」への練習にもなります。


05
顎の骨、お口周りの筋肉の発達
歯固めを噛むことで、顎の骨の成長や口の周りの筋肉の発達を助けたり、脳への刺激にもなります。
06
歯磨きへの抵抗感を減らす
歯固めを使っていると、お口の中に指や歯ブラシを入れられることへの抵抗感が軽減される可能性があります。

中村先生が副院長をされているキーデンタルクリニックは2021年6月に移転オープンしており、新クリニック内にもnicöの歯固めの現物を展示していただいております。
またクリニックのウェブマガジン『ムシバラボ』にて
・歯固めとはどんな物なのか
・歯固めはいつ頃使うのか
・歯固めにはどのような役割、効果があるのか
・歯固めの種類やデザイン
・歯固めの安全性
歯固めについて詳しく紹介されております。
ぜひこちらもご覧ください!(http://mushiba-labo.com/)
公式インスタグラム @keydentalclinic
中村希美 副院長/キーデンタルクリニック(東京都港区・赤坂見附駅徒歩1分)
中村先生ご自身お子さまを育てながら働くワーママであり、以前からnicöの歯固めを使ってくださっていたとのことで、今回歯固めについての役割や効果についてお話を聞かせていただくことができました。
ご自身が運営されているインスタグラム(@nozomi_kdc_dentist)では
「ママ歯科医師がお届けする歯の情報」として子供の歯についての知識やおすすめの歯ブラシなど様々な情報を発信されています!
2021年8月○日

